磁気抵抗効果

強磁性体に磁界を加えると、電気抵抗がわずかながら変化する現象。この現象を強磁性体の薄膜製品として実用化したのが、1990年代におけるHDD用再生素子の主流であったMRヘッドです。その後、特殊な多層薄膜を用いることで、より大きな効果が得られることが発見され、巨大磁気抵抗(GMR)効果と名づけられました。現在、主流のHDD用ヘッドの再生素子は、この巨大磁気抵抗効果を応用したGMRヘッドです。